うちのかみさんが、台所で殺虫剤を使ったとき、ガス漏れ警報器が鳴ってしまったことがありました。
わたし、ガスとか危険物とかを扱う仕事をしているので、警報器付近を新聞紙でうちわみたいにあおいで、音を止めました。
よく、同じ状況のとき、警報器のコンセントを抜いて音を止めてしまう人がいるんですよね。
あせってしまって。
大きな音で、ピーピーピーと鳴るので、びっくりする気持ち、よく分かります。
殺虫剤を使っただけで反応してしまったので驚く人も多いのですが、殺虫剤に含まれるガスの成分に反応してしまうんですね。
ですが、反応するのはよいことです。
敏感に反応するからこそ、その家のご家族の安全を守れるんですから。
YAZAKI ガス漏れ警報器 YF-814
台所とかでもしガス漏れがおこったら、ガスに火が付いて炎を上げたり、ガス爆発したりしないうちに教えてくれないと困りますよね。
もう、ほぼ爆発する寸前になって、やっと警報音が鳴り危険を教えてくれるなんてことだと、非常に危険です。
だから、火が付いてガスが燃焼したり、爆発したりしない、ごく微量のガスが空気中を漂っている段階、ガスがまだ薄い状態の段階で、早くも警報音でお知らせするってことに鳴るんですね。
ですので、殺虫剤や、こぼしたお酒なんかに反応して間違って警報音が鳴り出したりしても、焦らずにうちわとかであおいで、殺虫剤を散らせば、音が鳴り止みます。
あと、窓を開けて換気ですね。
警報器が鳴ったとき、してはいけないこともあります。
例えば、警報器のコンセントを抜くこと。
万が一、ガスが本当に漏れていて警報器が鳴っていたら、コンセントを抜くと、火花が散って、その火花が着火源となって漏れたガスに火が付いてしまう恐れがあるから。
他には、台所の換気扇を回すこと。
換気扇のスイッチを入れますと、そこでも火花が散るおそれがあるんですね。
家電品は同じ理由で、スイッチの入り切りをしないでください。
スイッチは、OFFの状態からONにしても、ONの状態からOFFにしても、火花が散るので、換気扇をはじめ、他の家電品も、電気の照明も、スイッチの入り切りはしないこと。
使っているガス器具があれば、それは止めてくださいね。
ガスの元栓を閉めて。
ガス漏れ警報器は、安全を守るために、すごく敏感に作られているんですよね。
ご自分で警報器を交換するのであれば、交換期限もしっかりチェックして、期限切れに注意が必要です。
製造年月が警報器に書いてありますので、そこから5年以内に交換となっています。
精密に作られた機器ですが、あまり古くなると、センサーが鈍くなったり、故障したりすると、安全上、元も子もなくなってしまいますので。
ご自分で交換するときは、ガスの種類をしっかり確認して、そのガス種のための警報器を買います。
LPガスか都市ガスか、あと、都市ガスにも何種類かありますので、そのあたりも要チェック!
都市ガスは、空気より軽いため、万が一ガス漏れがおこった場合、天井の方へ上がります。
ですので、都市ガス用のガス漏れ警報器は、天井近くの壁の上の方へ取り付けられてますよね。
LPガスは、都市ガスとちがって空気より重いため、ガス漏れが発生すると、ガスが床に溜まります。
LPガス用の警報器は、そのため、床のちかくの壁の下の方へ取り付けるんです。
そのあたり、注意すれば、警報器は自分で交換して問題ありません。
ご家族の健康、生命、財産を守るものですから、交換期限をしっかり確認する必要があるでしょう。
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